終わりを意識して活きてくるもの


今年度に入り、2ヶ所の新しいスタジオでヨガのクラスを始めていました。随分前にタネを蒔いていた所から、続けて声がかかり、担当させて頂く機会に恵まれての事です。

と、同時に自分自身の妊娠発覚。ごめんなさいの気持ちを会社側には全面に出しつつ、クラスに参加して頂いている皆さんには、終わりを意識したクラス内容をお伝えしてきました。いずれ、このクラスは終わります。という言い方はしないまでも、教える側が意識しているので一連の流れで捉えると、完結するクラスになっています。

コレが今となっては、実は双方にとって物凄く良い方向に進んで行った気がしてなりません。

先ず参加者側。
通常、スポーツジムでもサークルでも、始めたばかりの頃は、自身のクラス参加をいつ迄続けるか?はあまり決めないで始める方が殆どだと思います。慣れない事を習い、見よう見まねでやってみて、続けるうちにその時間がスケジュールに組み込まれるので継続していきます。

ただ、モチベーションはどうでしょう?終わりを考えないで続けて行くと、どの程度まで出来たら良いのかや、何が満足な状態なのか、分からなくなってしまう方も居るのではないでしょうか。

勿論、ヨガの学びには特に終わりなんてありません。一生ものの学びだからこそ自分のペースが大事だし、奥深さに探
究心が刺激されます。

私が教える(あまり好きな言い方では無いのですが)立場として今の時点でお伝えしたいのは、やっぱり参加される方々が自分なりのプラクティスを見つけられるようになるのが、私との関わりの終わりなのかな、と思っています。

何かしらの目標を持つ事。それは「完成形のポーズ」では無く、他にあるように思います。「何の為にヨガを練習するのか」を、意識しながら動く。

そこに初めて流行では無いところのモチベーションが上がり続けるのでは、と思います。

教える立場の私としても常に明らかに前向きのキュー(合図)しか出ません。私にとっても大切なヨガの時間。終わりを考えたくはありません。でも、何処かで区切る事、それは新陳代謝と同じ「生まれ変わり」に繋がると思っています。

私の大好きな片付けと同じ、Back to Basicです。一つの流れを体験して、また必要であればもう一度その流れを体験しても良いし、何処か新しい場所へ旅をしても良いのだと思います。

そしてそして、もう一つ付け加えるのであれば、ヨガのクラス一つが、いつもその「生まれては終わっていく」サイクルを繰り返しています。だから、ヨガから古いものを断ち切り、新しい風を探す勇気が貰えているのだと思います。

with lots of love,
Aparigraha to your heart...

p.s.
☆秋の夕空ヨガ☆開催します