リストラティブヨガ only 3 Recipe vol.3

vol.3  とっても簡単! 座位で重力を感じ尽くすポーズ

Feel the Gravity! Seated Bound Angle Pose

2016年、年末最後のリストラティブヨガポーズに選んだのは、やっぱりグラビティ(重力)を感じるシンプルな安楽座(あぐら)です。


壁を背にして何やら沢山体に乗せていますが、重力をより感じる為に少し重りを乗せています。これが驚くほどリラックスに繋がり、ふわふわした気忙しさで浮遊している「気」を下げる事になります。

ちょっとした重みで十分なので大きめのアイピローやクッション、ブランケットなどでも代用できます。なかなかお持ちの方は少ないですが、腿の上にヨガ用の砂の入ったサンドバッグを置いてみると、体が下向きへ根を張ったようなイメージを作り易くもなります。


ゆっくり瞑想なんて無理!という方に、先入観無しで何も考えずに一度頭の上にアイピローを載せてみて欲しいな、と思います。笑


リストラティブヨガの3ステップは「用意→準備→味わう」です。

それでは上図を参考に、ステップを見てみましょう。


 ⒈ 用意するもの


 A  一番下に敷く毛布又はヨガマット 1枚

 B  アイピロー 1個〜3個 (頭、腿の上2つ)

 C  タオル 2枚

 D  (オプション)毛布又はブランケット


 2. リラックスネストの準備 


① 壁に近づけて床にAのヨガマットかあたたかい毛布を敷きます。

② 腰と壁の間を埋めるタオルをちょうど良い幅で折って用意しておく。 


 3. 体の委ね方


① 壁を背にして座りやすい姿勢で座ります。(あぐらで無いといけないわけではありません)

②    腰の後ろと壁の間を埋めるようにタオルを挟みます。ここが落ち着くと座りやすくなります。 

③  頭の上、肩、そして腿の上にそれぞれアイピロー、タオル、ブランケット等を乗せます。

④  最後に、体全体にブランケットをかけて包まれるようにしても、温々快適でお勧めです。


リッラクスできる香りや適度に湿度があるとより一層呼吸が深くなり、気を静める副交感神経が優位になります。できれば音は無い方が集中し易いですが、思考の妨げにならないような音楽ならプラスαで良いでしょう。


キープ時間の目安は15分。最初は呼吸を整えて、下へ下へと気を下げるイメージをします。段々と座っている場所からさらに下へと意識が向かうと、今度は反対に下の地面から自分が支えられているような感覚に変わっていきます。


自分自身の体に少しの重みが加わり、体が安定する事で心が安定します。今、ここにいる感覚は何者にも代えがたい最高の癒しになります。"Be Here Now."(今、ここにいよう)というマントラがぴったりのポーズです。この場所から思考が始まり、旅をし、そして帰って来る。いつも帰って来るこのホームを、年末の最後に整えてみませんか?



 4.  注意事項 


・ 膝が痛む方は無理に脚を組む姿勢を作らなくても大丈夫です。お尻の下にブランケットやクッションを重ねたり、椅子に座っても同じようなやり方で十分可能です。椅子の場合は、ひざ下が冷えないように靴下やブランケットを掛けてみて下さい。地面を感じたいので、足の裏はしっかりと床につけておきます。

・ 脚が痺れる場合は重りが重すぎるか、姿勢に無理があるのかもしれません。あくまでも呼吸がし易い姿勢をとり、頭の上のアイピローだけでも十分です。


* このポーズに向いている方


一年を振り返る余裕の無い方、年末とにかく忙しかった方、頭がいっぱいな方、首こりがひどい方、猫背を治したい方、目の周りが緊張している方、そういえばちょっと笑顔が作り難くなっている方、などなど


 マタニティさんにもオススメです。冷えないように下に対策をして、体をすっぽり包んで座ってみると、お腹の中の赤ちゃんとゆっくり対話ができるポーズです。重力に支えられて呼吸も落ち着くので、不安な気持ちや心配事がある時でも、ただただ呼吸をする事に意識を持っていくと自然と落ち着いてくるから不思議です。



 restlove♡

 shantih...