This time of the year... このタイミングで

色んな種類のヨガがあります。

アクティブに動くものから、スローに動くもの、瞑想的なものもあるし、特定の体のパーツに特化したものまで。例えば骨盤調整とか、股関節の柔軟性強化なんかが最近多く見られます。

そんな中でも私が以前、自分のスタジオで開催していて、本当に思い入れがあったヨガのクラスが、「リストラティブヨガ」です。

そして、このヨガは年末の忙しない時期にこそ大事にしたいヨガなのでは、と思っています。

リストラティブヨガは私も大好きなJudith Hanson Lasater先生が普及に貢献され、今では日本でも心身を静めるヨガとして少しずつ広まりつつあるようです。Restore(回復する)という単語が名前についている通り、とにかく身体と心を委ね、リラックスさせる為のヨガになります。

ヨガマットの上に、ボルスター(長枕)や毛布を数枚、タオルやブロック、ヨガベルト、時には椅子なども使って身体が完全にサポートされる姿勢を作ります。人によって身体は様々なので、何処をどれ位サポートするかはその時に判断が必要です。

こんなに沢山の道具が必要なので、だいたいクラスは少人数で、ポーズも数ポーズを時間をかけて味わいます。90分あったら、4から5ポーズくらいでしょうか。
贅沢な時間の使い方です。

ざっと概要はこんな感じですが、このリストラティブヨガは、本当に

やってみないと味わえない、 リラックスの境地に誘います。




体を休める事で心も休まり、こわばっていたインナーマッスルやコリ固まって逃げ道を失った思考までもがリセットされ、回復に導いてくれる効果が望めます。

その反面、いつまでもリラックスできなかった場合は、いくらゆったりとした時間であってもじっとしている事に辛くなってしまう場合もあります。

何処でもグッスリ寝られるタイプの方はあまり心配いりませんが、普段から緊張し易かったり、パーソナルスペースが広いタイプの方はすぐにリラックス出来ないかもしれません。

そういう方に私が良くお話するのは、リラックスも「リラックスしよう」という意思の元に働いていく、物理的な仕組みや他人の力を持ってしても開けないドアがあるとすれば、その鍵を持っているのは、他ならぬ自分自身だという事です。

最近は、めっきり寒くなってきました。寒い外の空気から、家の玄関を開けるとフワッと暖かい空気が感じられたりしてその変化に気持ちがホッとする。今日まさにそんな体験をしましたが、反対にずっと家に篭っていると外の清々しいキーンと冷えた空気が心地よく感じます。

そのどちらもをカラダで感じ、心で感じ、どの状態がまさに自分にとって心地よいか、できれば思い留めておくことが大事なのでは、と思います。


そんな積み重ねで、自身のリラックスした状態を思い出し、もう一度その状態に持っていきたい、リラックスしてみよう、と自分自身で鍵を開けてみる事です。

リストラティブヨガは誰かに全てやってもらうマッサージと違い、ある程度自分自身でポーズの際のサポート環境を作ります。お腹の下に長枕を入れて、膝が痛かったらその下に毛布を入れて、長枕が沈んで腰が楽で無かったらその下にブロックを入れてみる…。みたいな感じです。

面倒そうに聞こえますが、この作業は言ってみれば一生使える癒しテクニックになります。

自分で自分に合ったサポートをしてあげる。(^ ^)


これに優るヨガの醍醐味はあるでしょうか?

その醍醐味を見つけるお手伝いをするのが、私達インストラクターの仕事だと思っています。

今日は長くなってしまったので、この時期にオススメのリストラティブヨガポーズを、次回いくつかご紹介したいと思います。


restlove♡