何を辞めてもそれは自分が決めて良い。


Sometimes, you can quit anythings.

そんな言葉が降って来た。

ミニマリズムがアートの世界を抜け出して、ライフスタイルそのものの表現に変わり始めている昨今、「Let go」とか「好きなものだけで暮らす」とか、その表現の受けとめ方も人それぞれだ。

流行るもの、後世に残るものには必ずパターンがあって、大体それらに共通するのは間口が広い事だ。ヨガも然り、芸術も然り。こうじゃなきゃダメ!というものは遅かれ早かれ消えてしまう。共感を広げられない。

私も出来るだけ生活をシンプルに、そして何より合理的にしたいと思っているけれど、最近のミニマリズムブームに乗っかっているような気がしてきて少しむず痒くなっているのも事実。笑

私はただ、私になりたいが為に余分なものを省き、モノよりも大切なカラダと心の不思議について考えたいと思っている事が段々分かってきた。子供の頃に喘息で入退院をしていた記憶も少なからず影響しているのだと思う。ガランとした環境は、すごく落ち着く。

ネタみたいな話なんだけど、中学生の時、色んな行事が重なったり学校と家とのストレスがピークになった頃ふと、「あー、入院したい」と思った事がある。そうしたらその夜か次の日の夜、激しい発作が起きて病院に連れて行かれ2.3日本当に入院した事があった。

そんな事があるものなんだ、と自分でも驚くと同時に馬鹿な事を想起してしまった、と少しばかり責めた。親に迷惑をかけてまで、自分が苦しくなってまで、リセットしたかった本能みたいなものがあったのかも知れない。心とカラダは本当に正直に繋がっている。

だからヨガを始めた時、最初に「ヨガは心の働きの死滅なり」と教わって全くというほど疑いは無かった。そして何となく、救われた気がした。心も、体も、余分なものを取り払いたかったのかも知れない。

何を辞めても、それは自分が決めて良い。それは反対に言ってみれば、どんな選択も自分でして良いという事。本当にね。


Be You.
Atha yoga anushasanam. Now, the teachings of yoga begin. — Yoga Sutra 1.1.



2016年9月22日(祝)
開催します。
空が晴れますように。